香港に悲鳴と涙 逃げ惑う若者

香港警察は12日午後、若者らが占拠した幹線道路に機動隊を動員し、強制排除に着手した。「ボンッ! ボンッ!」。催涙弾がいたるところで爆発し、一帯に白い煙が充満する。悲鳴があたりにこだまし、集まった若者らは逃げまどった。記者も現場に入った。

記者もヘルメットをかぶり、催涙弾対策でゴーグルを身に着けて、警官隊と若者が衝突しているハーコート通りに駆けつけた。銃と警棒、盾を手に武装した警官隊と大勢の若者らが対峙(たいじ)し、あたりに白い煙が漂っていた。すると、記者から50メートルほど離れた場所で何かが放物線を描いたかと思うと「ボンッ!」と爆発した。催涙弾だ。体が煙に包まれ、目や顔がヒリヒリし、涙が出てくる。傘をさして必死に耐える若者たちもいる。記者は少し後退した上で、写真と映像を撮影した。

すると今度はさらに近い距離で催涙弾が破裂した。顔じゅうが痛く、息が苦しくなる。これはまずいと思い、安全な場所へと避難した。警察はさらに若者らの頭上に催涙弾を繰り返し発射した。

安全な場所に避難していた男子大学生(22)は「息が苦しくなり、たまらず逃げてきた。回復したらまた道路占拠の隊列に戻るつもりだ」と話した。

2014年に民主的な選挙の実現を目指した「雨傘運動」では若者らが3カ月近くにわたり幹線道路を占拠した。警察は今回、デモが拡大して収拾がつかなくなる前に早い段階で強硬手段に出た。(毎日新聞)

天安門事件を彷彿させる。共産主義から資本主義に移行する以上に資本主義から共産主義への移行は難しいと思う。中国本土で行ってきた強硬手段は香港ではできないね。

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