自販機に新顔続々 弁当や傘も

清涼飲料の自動販売機に「新顔」が続々と登場している。コンビニエンスストアで飲料を買う人が増え、自販機での販売が減少する中、大手飲料メーカーは弁当や雨傘の貸し出しも扱うなど付加価値を高めて、売り上げを増やそうと懸命だ。

サントリーは飲食店情報サイト運営のぐるなびと連携し、弁当を注文できる自販機を始めた。オフィスに設置された自販機の注文ボタンを押すと、近隣の飲食店が昼までに弁当を届けてくれる。多忙でランチに外出できない会社員に弁当とセットで飲料を買ってもらうのが狙いで、まずは1000台の設置が目標だ。

ダイドードリンコは、急な雨の際に無料で貸し出す傘を備えた自販機を2015年から展開している。関西で調査したところ、返却率は約7割に達しており、飲料の販売増につながることも期待している。アサヒ飲料は今年4月から氷点下まで冷やした「三ツ矢サイダー」が飲める自販機を扱う。猛暑が続く中、「氷点下機の導入で売り上げが9倍になったケースもある」(広報担当)と評判は上々だ。

一方、キリンビバレッジは防犯カメラを内蔵した「みまもり自動販売機」を開発した。開発に協力した警視庁西新井署(東京都足立区)の福山隆夫署長は「通学路や公園に設置し、街の死角をなくす」と語る。管内に30台を設置し、防犯効果を検証する計画だ。

飲料総研(東京)によると、17年の自販機での飲料販売は約5億3000万ケース(1ケース=500ミリリットルボトル24本換算)と、20年前に比べ約3割減った。自販機は「飽和状態」(サントリー)とされ、設置台数自体が頭打ち。1台当たりの販売量をどう増やすかが課題で、今後も変わり種の自販機が相次ぎそうだ。(時事通信)

お弁当はアイデアだと思うけど、たったひとつ配送するのはコスト的にどうなのかな?サントリー側だって素通りとは思えないし、いい意味で期待を裏切る弁当じゃないと長続きしないような気がする。

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