日本大学学長会見 対応が後手

日本大アメリカンフットボール部の悪質タックルから19日間が経過した25日、大学本部が会見を開いて、謝罪した。対応が後手に回ったことで大学のイメージが悪化して、就職活動などに影響が出たためだ。記者会見した大塚吉兵衛学長は「一日も早く学生が安心して平穏な学生生活を送れるように失墜した信頼を回復したい」と厳しい表情で語った。学生は「早く片付けてほしい」と切実だった。

大塚学長は定期戦(6日・東京都調布市)で対戦した関西学院大への謝罪に続いて「本来は学生におわびを申し上げなければいけない」と述べ、在学生、OBなど関係者にも謝罪した。日大の各学部や全国各地の付属高校にも、多くの苦情が寄せられているといい「一番は就職でハンディキャップにならないように企業にもお願いしたい」と頭を下げた。

アメフット部は昨年の「第72回毎日甲子園ボウル」で27年ぶりに日本一になった。応援に行ったという大塚学長は「本学の誇りだった。この半年で何が起きたのか。本当のことがよく分からない」と困惑した。宮川泰介選手(20)による悪質タックルはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で映像が拡散して社会問題化した。一人で会見して謝罪した同選手の証言を内田正人前監督(62)が否定した不誠実な会見が火に油を注いだ。対応が後手に回ったことを大塚学長は「グラウンド内という大前提だった。連盟やお互いの部と部で解決すると判断していたのが一番のミス」と悔やんだ。

法学部3年の男子学生(20)は「先輩たちが就職活動で『今話題の日大ですか』と聞かれたと話していた。早く片付けてほしい」とため息をついた。スポーツ科学部3年の男子学生(20)は「危機管理学部があるのに対応が後手で遅すぎる。勇気を出して会見した選手を守ってほしかった」と厳しかった。

関係者によると、日大の法人経営トップは田中英寿理事長で、大塚学長は教育関係の最高責任者という立場。23日夜の記者会見で司会役だった日大広報部・米倉久邦氏は姿を現さなかった。米倉氏は長時間に及んで質問を打ち切ろうとして報道陣と言い合いになった。この日の司会を務めた職員は「先般のようなことは申しません」などと話し、2時間超に及んだ会見を淡々と進めた。(毎日新聞)

出てくれば良いというものでもないんだよね。学生を守りたいのはわかるけど、大学のイメージを下げているのは理事など上層部の人なんだよね。何か老害を感じる。

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