山形県へ移住 米やみそ一年分

山形県は新年度、県外からの移住者世帯に1年分のコメ、みそ、しょうゆを提供する全国初の事業を始める。2018年度一般会計当初予算案に約260万円を計上し、300世帯分を準備する方針。

県や市町村の相談窓口を利用して、県外から移住する人が対象。住民票で山形県内に移住したことが確認できれば、県産のコメ1俵(60キロ)とみそ3キロ、しょうゆ3リットルを贈る。

県によると、コメやしょうゆなどを単品で提供した自治体はあるが、三つの食材をセットにしたのは全国で初めて。

県内への移住者は1人か2人の世帯が多く、「1年分」とされる量は、米穀安定供給確保支援機構(東京)のコメ消費動向調査や総務省の家計調査を基に計算した。

提供するコメの品種は全農県本部、みそとしょうゆは県醤油味噌(しょうゆみそ)工業協同組合と相談して決めるという。県市町村課の担当者は「おいしい食材も山形の魅力。山形らしい支援策を展開し、一人でも多くの人に移住してもらえるようサポートしたい」と話す。(河北新報)

移住の見返りが「コメ1俵(60キロ)とみそ3キロ、しょうゆ3リットル」では少々寂しい気もするが、財政難の地方としては破格の投資なんだろうね。

まあ見返りは置いといても、都会から気軽な気持ちで豪雪地帯への転居はよーく考えたほうが良いね。豪雪地帯を差別しているのではないので誤解のないように。

例えば関東では、雪がちょっと降っても快晴の翌日には交通はまとも機能している。雪国では解けるまもなく輪をかけて降り続くわけで雪との向き合いが生活に中に完全に入り込んでいる。「物見遊山」の感覚で転居するにはあまりにも地元の方に失礼だと思うんだ。

受け入れる側もこんな見返りを並べるよりも、「雪ではこんなに苦労する」「だから春が来た事に幸せを感じられる」「だから若い世代にもこの地に根付いてほしい」というような話で誘致しないと一時的に定住してもまた都会に帰っていってしまうよね。

自分はいつも思うけど、徳川家康が江戸に幕府を移してから実質的な日本の都が400年以上変わっていないのは、この地域的な気候のせいもあると思うんだ。冬季に雪が少ないけど、雪の降る山岳地帯からのおかげで、河川に水は豊富に流れてくる。そんな恵まれたところで子供の頃からぬくぬくと育ったもやしっ子はそれなりの覚悟で移住を決めるべきだね。

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