宅配商戦 生協が早朝で差別化

生鮮食品の宅配サービスに「アマゾン」や「セブン&アイホールディングス」など、大手が相次いで参入しています。それを迎え撃つかたちの元祖・食品宅配「生協」は、ある秘策を始めました。

配送員が届けた荷物の中身は、「生鮮食品」です。

「セブン&アイ」がオフィス用品通販大手の「アスクル」と手を組み、新たに始めるサービスが「IYフレッシュ」。アスクルの配送網を利用し、野菜や肉などの生鮮食品およそ5000品を宅配します。

「客の生活が変化しているので、私たちの商売のしかたも合わせて変わっていく必要がある」(イトーヨーカ堂IYフレッシュプロジェクト 大木宏さん)

セブン&アイが、自前のサイトや配送にこだわらず、食品の宅配に乗り出す背景には市場の拡大があります。共働き世帯の増加などから、食品通販の市場規模は2021年度までに毎年およそ3%ずつ成長すると予想されています。大手企業も続々と参入。アマゾンジャパンが今年4月から「アマゾンフレッシュ」を開始したほか、電機メーカーの「シャープ」も食品の宅配を始めました。

食品の宅配競争が激しくなる中、危機感を抱くのが、長年業界をリードしてきた「生協」です。組合員数が2800万人を超える巨大流通グループ。食品宅配の分野では、50%ものシェアを誇る「王者」ですが・・・

「他の企業の生鮮宅配サービスは注視している」(コープみらい コープデリ宅配運営部運営支援課 塚野直裕 課長)

他社の動きに脅威を感じる生協は、ある新しいサービスを始めました。

「時刻は午前4時を回ったところです。生協の建物には明かりがついていますね」(記者)

中に入ってみると・・・

「午前5時前後には出発するような形で (積み込み作業を)進めている」(配送員)

生協が一部の地域で試験的に始めたのは、「午前5時から7時」に届ける早朝宅配です。共働きの現役世代に対し、出勤前に食品を届けることで差別化を図る狙いです。

「共働きなので買い物する間も惜しいので、(朝は)絶対家にいるので確実に受け取れるのはいい」(利用者)

また、早朝は渋滞にあわないため、配送効率も上がるといいます。

「(配達は)早い方がいい。1日が有効に使える」(利用者)

「(食品宅配は)今まで出会えなかった客との出会いが作れるのが大きな利点」(イトーヨーカ堂IYフレッシュプロジェクト 大木宏さん)

食品宅配への新規参入や配達エリアの拡大など、競争が激しさを増す一方で、人手不足が続く宅配の現場。問題を解決しながら事業をどう拡大するのか、難しい舵取りが迫られています。(TBS系(JNN))

アイデアはすごく良いと思うけど、オペレーションしているドライバーは大変だ。「午前5時から7時」とはいえ、配達するのは数軒だからね。一軒に時間がかかり過ぎるとラッシュアワーに巻き込まれる可能性が大だ。

うまくいけば後発もでてくるかも?

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